東京都の企業は、経済産業省の「健康経営優良法人」を取得する際に、
都独自の認定制度「銀の認定」を取得する必要があります。
同初年度の場合、スケジュール的に半年以上は掛かるので、早めの動き出しが必要です。
また、銀の認定は、提出書類も多いことから健康経営優良法人より大変と思われがちですが、
健康経営に取り組むための土台づくりにもなります。大切なのは、認定に必要な項目を確認し、できることから計画的に進めることです。
特に、健康宣言を早めに行い、共通する取り組みをまとめて進めることが、効率よく認定を目指すポイントになります。
銀の認定とは?
銀の認定とは、従業員の健康づくりに取り組む企業を評価する「健康優良企業認定制度」の認定のひとつです。
東京都では、健康企業宣言STEP1に取り組み、一定の基準を満たすことで「銀の認定」を取得できます。
国が実施する「健康経営優良法人認定制度」とは別の制度ですが、健康経営に取り組むための基礎を整えるうえで、活用できる仕組みです。
銀の認定では、健康診断の実施や結果の活用、特定保健指導、職場の健康づくり環境、禁煙など、さまざまな項目への取り組みが求められます。
単に制度に申し込めば認定されるわけではありません。自社の現状を確認し、必要な取り組みを進めていくことが大切です。
銀の認定を取得するまでのスケジュール
銀の認定を目指すなら、まずは「健康企業宣言」から始めましょう。
東京都の制度では、健康企業宣言STEP1に取り組み、宣言日から6か月以上経過した後、実施結果を確認します。採点結果が80点以上となれば、銀の認定を申請できます。
大まかな流れは次のとおりです。
- 自社の現状とチェック項目を確認する
- 健康企業宣言STEP1に申し込む
- 宣言した項目に沿って、職場の健康づくりを進める
- 取り組みの実施状況を振り返る
- 基準を満たしたら実施結果レポートなどを提出する
- 審査を経て、銀の認定を取得する
ここで注意したいのが、宣言から6か月以上経過することと、申請後の審査期間が必要になることです。
取り組みを始めてすぐに認定される制度ではありません。認定を取得したい時期がある場合は、そこから逆算して準備を進める必要があります。
また、認定の審査スケジュールや手続きは、加入している健康保険組合などによって異なる場合があります。申請前に、自社が加入している保険者の最新情報を確認しましょう。

効率よく進めるポイントは、項目を見て同時に取り組むこと
銀の認定に向けて取り組む際、項目をひとつずつ順番に進めようとすると、時間も手間もかかりやすくなります。
そこで大切なのが、最初にチェック項目全体を確認し、関連する取り組みをまとめて進めることです。
例えば、健康診断に関する項目を確認する場合、健診の実施状況だけでなく、健診結果の活用や、必要な従業員へのフォロー体制も合わせて確認できます。
また、健康づくりの環境整備を進める際には、社内への周知方法や担当者の役割分担なども一緒に整理できます。
このように、項目ごとに別々の取り組みを用意するのではなく、ひとつの取り組みで複数の項目に対応できないかを考えることが、効率化につながります。
ただし、同時に進められるかどうかは、各項目の条件や必要な証拠書類によって異なります。実施したつもりでも、認定に必要な基準を満たしていなければ評価につながらないため、チェック項目と確認書類を照らし合わせながら進めましょう。
同時に進めるためのコツ
必須で行うものもありますが、まずは自社のテーマを考えるとスムーズに進む場合もあります。
全部を進めるのはリソースの少ない中小企業部門では難しい場合もあります。
そんな時は「メンタル」「腰痛」など、簡単なテーマに沿って行うと
どこに力を入れ、どこは来年以降など考えるきっかけになります。
御社の今、一番気になる点はどこですか?
大きな手間がかかるのは初年度。次年度以降を見据えて仕組みをつくる
初めて健康経営に取り組む企業では、現状の確認や社内ルールの整理、担当者の決定、必要な取り組みの実施など、最初に準備することが多くあります。
一方で、初年度に仕組みを整えておけば、次年度以降は取り組みを継続しやすくなります。
例えば、健診結果の管理方法や社内への周知方法、健康づくりの担当者などを整理しておくことで、毎年ゼロから考える必要がなくなります。
もちろん、翌年度以降も実施状況の確認や更新などは必要です。しかし、初年度に運用の土台をつくることは、その後の負担を抑えるうえでも大切です。
銀の認定を単なる一度きりの目標にするのではなく、社員が安心して活躍できる会社づくりにつなげていきましょう。
当社の認定サポートはこちら。一緒に伴走し、認定取得の効率化は勿論、社内改善に繋がる取り組みを一緒に考えます。↓

まずは健康宣言から。早めに動き出すことが大切です
銀の認定を目指すうえで、最初の一歩となるのが健康企業宣言です。
「必要な項目を調べてから始めよう」「社内の準備が整ってから申し込もう」と考えていると、着手が遅れてしまうこともあります。
まずは自社の現状を確認し、健康宣言を行う。そのうえで、必要な取り組みを整理し、関連する項目を同時に進めていくことが大切です。
健康経営優良法人の認定も視野に入れている場合は、将来の申請も見据えて取り組みを整理しておくと、重複する作業を減らしやすくなります。
「自社の場合、何から始めるべきか分からない」
「銀の認定と健康経営優良法人の認定を、効率よく進めたい」
「必要な項目やスケジュールを整理してほしい」
そんな場合は、早めにご相談ください。
企業の状況に合わせて、取り組む項目や進め方を整理することで、必要以上に手間をかけずに健康経営を進めることができます。

参考リンク
企業ストレッチとは
大阪府松原市を拠点にする企業ストレッチは、
「健康」を「組織の活力」につなげる、企業向けの健康経営をサポートする会社です。
ヘルスケア研修・体操教室・コンディショニングサポートなどの運動プログラムから、
健康経営優良法人の認定サポートまで、導入から定着・内製化までしっかり伴走。
「健康にイキイキと働ける職場づくり」をお手伝いします。
