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睡眠の「量」気にしてますか??
皆さん、こんにちは! 理学療法士の川端永耶です。
「寝ても疲れがとれない…」「休日はひたすら寝て過ごす…」
そんなふうに感じていませんか? 実は、これって単なる気のせいではなく、「睡眠不足」が原因かもしれません。
今日は、私たちの生活に欠かせない「睡眠」について、特に**「量」**に注目して、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
1. びっくり!日本人の睡眠は世界一短い?!
まずは衝撃の事実からお伝えします。 日本人は、世界の中でも特に睡眠時間が短いと言われているんです。
OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本の平均睡眠時間は7時間22分。 これは、加盟国の中で最も短いというデータがあります。
アメリカやフランスの平均睡眠時間が約8時間半なのに対して、日本人は約1時間も短い…これは大きな差ですよね。 (参考:OECD Data – Time use across the world)
「なんでだろう?」って思いますよね。 仕事の時間が長いことや、残業が多いことなど、いろんな理由が考えられますが、まずは「自分はちゃんと寝られているのかな?」と一度立ち止まって考えてみることが大切です。


2. 「寝不足」を放置するとどうなるの?
「少しくらい寝不足でも大丈夫!」と思っていませんか? 実は、睡眠不足は私たちの心と体に、じわじわと悪影響を及ぼします。
<こんな兆候、ありませんか?>
- 日中、眠気に襲われる
- なんだか集中力が続かない
- イライラしやすくなった
- 風邪をひきやすくなった
これらは、睡眠不足のサインかもしれません。
さらに、仕事や家庭への影響も無視できません。
(仕事への影響)
- 集中力や判断力が低下し、思わぬミスが増える
- アイデアが出にくくなり、生産性が落ちる
- チームでのコミュニケーションがうまくいかなくなることも
(家庭への影響)
- 家族に対してイライラしやすくなる
- 子どもとの時間を十分に楽しめない
- 夫婦間の会話が減ってしまう
睡眠不足は、自分だけでなく、大切な人たちとの関係にも影響を与えてしまうんです。

3. なぜ、私たちは眠れないの?
「本当はもっと寝たいんだけどな…」 そう思っている方は多いはず。
睡眠時間を確保できない理由には、いくつか共通の要因があります。
(原因①)仕事が忙しい
ついつい残業してしまったり、仕事の持ち帰りがあったり…。 「朝早く起きて仕事を終わらせなきゃ」という気持ちが、睡眠時間を削ってしまいます。
(原因②)スマホやSNSの使いすぎ
寝る前にベッドでついついスマホを見てしまう、という方も多いのではないでしょうか。 スマホから出る**「ブルーライト」**は、眠気を誘うホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまい、質の良い睡眠を妨げます。 (参考:厚生労働省 – 良い眠りのための生活習慣)
(原因③)「眠れない」というプレッシャー
「早く寝なきゃ!」と焦る気持ちが、かえって眠れなくしてしまうこともあります。
4. 睡眠時間を確保するためのヒント
じゃあ、どうすればいいの? 僕が普段、皆さんにアドバイスしていることをいくつかご紹介しますね。
(ヒント①)睡眠時間を「確保する」という意識
仕事や用事を済ませるように、睡眠時間も「スケジュールに組み込む」という意識が大切です。
「今日は23時には寝るぞ!」と決めて、逆算して行動してみましょう。
(ヒント②)寝る前の習慣を見直す
- 寝る1時間前にはスマホやPCをオフにする
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる(副交感神経を優位にする)
- 軽いストレッチや読書など、リラックスできる時間を作る
(ヒント③)お昼寝を賢く取り入れる もし日中にどうしても眠い時は、15〜20分程度の短いお昼寝が効果的です。 ただし、夕方以降や30分以上の長いお昼寝は、夜の睡眠を妨げる原因になるので注意してくださいね。

まとめ
- 日本人の睡眠時間は世界一短い!
- 睡眠不足は、仕事や家庭にも悪影響を及ぼす
- スマホや仕事の忙しさなどが、睡眠を妨げる原因に
- 睡眠時間を確保するための習慣づくりが大切!
いかがでしたか?
睡眠は、単に体を休める時間ではなく、明日を元気に過ごすための大切な準備時間です。
働く世代の皆さんには、ぜひご自身の睡眠と向き合って、心も体も健康な毎日を過ごしてほしいと願っています。
もし、会社全体で従業員の睡眠の質を高めたい、健康経営に取り組みたいとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください! 僕たち理学療法士が、皆さんの健康を全力でサポートします!
執筆者プロフィール
川端 永耶(かわばた はるや)

理学療法士 / 健康経営エキスパートアドバイザー / 松原市SDGsパートナー
大阪市内の病院で勤務とパーソナルジムの経営を行った後、「働く世代の健康を守りたい!」という想いのもと、法人の健康経営をサポートしています。 健康経営優良法人認定サポートや健康経営コンサルティング、訪問施術、集団体操、ヘルスケア研修、生活習慣アンケートなどを通じて、企業の健康経営を推進しています。
1995年生まれ、大阪府羽曳野市出身、松原市在住。
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